偽りの世界から卒業

10年以上も前のこと。
知人のおじいさんが亡くなった直後、
なぜか、そのおじいさん霊が私のところへ訪ねてきた。
特に、親しかったたわけではなかったのに。

懸命に何かを伝えようとしている様子だが、
何を伝えたかったのか、当時は、聞くことができなかった。

そこで、霊能者を訪ねることにした。
多くの方々は、ご自身の悩み事の相談で、
霊視鑑定をされている霊能者のところへ
足を運ぶのかもしれない。

しかし、私の場合は、おじいさん霊の悩み事解決と
自身の霊能力の確からしさの確認として、
霊能者と対峙する。

そこでは、色々と嫌な思いをした。

まず、質問すると必ず喧嘩になることがある。
それは、「あの霊は何と言ってますか?」と
問うこと。

霊能者と名乗って商売している中で、
実は、視えない・聞こえないということが
見破られる場面に直面したからであろう。

同時に、客の霊能力の方が上という立場が
許せない。

その感情を爆発させ、居直る霊能者と称する
占い師を何人もみてきた。

このような経験を何度も経て乗り越えていくと
その道を究めた先生との出会いもあるが、
真実は簡単に得られない世界となっている。

その上、知りたがっている当の本人は、
真実よりも、自分の気持ちを後押しする
説を求めているだけなので、
いつまでたっても幸せな未来は成就しない。

そろそろ偽りの世界から卒業しませんか?