視えない世界・・・御霊(みたま)の話
人は亡くなると、身体から離れ、御霊となります。
御霊を魂と呼んでもよいかと思います。
この御霊には一番強く残った欲が出ると昔から言われていますが、
実は間違った解釈です。
例えば、いくら生前にラーメンが好きだったとしても、
御霊となってからは、それが食べたくて食べたくて
たまらないという状態には普通ならないのです。
食に走る状態が本当であれば、餓鬼化しているのでは?
と思うのが、私の感覚。
しかし、亡くなっている人と話せると言っている「愛の人」は、
古くからの解釈に近い表現で、亡くなった方とのやり取りを
公表されてました。
このコミュニケーション自体は嘘だとは思いませんが、食に走る囁きは餓鬼そのもの。
本当の御霊とのやり取りではないかもしれません。
悪霊などの意識体が成りすますことはよくあるので。
しっかりと修行をなされば、その声が偽物か本物かが分かります。
しかし、これができるのは、本当に本物はほんの一握りです。
まして、亡くなった方は食を要求するなんてことはあり得ません。
亡くなっても、生きたいと強く望み、あの世へ行くことを拒んだ御霊は、
帰ることが出来ず、浮遊霊や地縛霊になります。
しかし、辛い事の方が多いことがわかり、あの世へ帰して欲しいと
強く望み、それができる人を探すようになるのです。
この望みに気が付かないと、色々な悪さをして
気が付くようにしてくるのです。
悪い方へ引っ張られないように、日々の浄化も必要不可欠ですが、
力を強める修行も必要不可欠なことです。